会長挨拶

    慶應義塾大学ライチウス会は塾開塾1858年(安政5年)から72年後の1930年(昭和5年)4月に発足しました。 以来、歴代会長の指導のもと、各時代の現役の皆さんの努力はもとより、その時々に実践活動の場を提供していただいた福祉施設の皆様をはじめ多くの関係者のご理解・ご協力により、今日に至るまで活動が継続されてまいりました。公認学生団体文化団体連盟の90団体の中では長い歴史を有する団体の一つとなっております。

    ライチウス会は草創期の禁酒禁煙運動に始まり、その時代時代に応じて多種多彩な活動を行ってまいりました。その中からライチウス会の大きな幹ともいえるライチウス精神に基づくボランティア活動がその主体となってまいりました。活動場所や活動内容等は変化しておりますが、現在も様々なボランティア活動が展開されております。 2020年オリンピックイヤーには創立90周年、そして、塾開塾から172年後2030年には創立100周年を迎えます。ライチウス会草創期の会員であり、第2代会長として長きにわたり会を支えてくださった故千種義人先生(1911-2000)がライチウス会50周年記念誌に「慶応義塾が存立するかぎり、ライチウス会も存続し、やがて創立百周年を迎えることが訪れよう。」と後輩への期待の言葉を寄せておられます。

    ライチウス会のOB・OG組織である慶應義塾大学ライチウス三田会はライチウス会の継続、発展に寄与し、現役諸君の活動を支援するとともに、会員相互の交流をはじめ活動の充実にこれからも努めてまいります。  会員一人一人が‘その場その場’‘その時その時‘で社会にお役にたてればと思っております。

    会員の皆さまにはどうか秋の総会に是非ご参加していただき、当会の輪が拡がってまいりますようご支援のほどをよろしくお願い申し上げます。

2018年(平成29年)10月吉日

慶應義塾大学ライチウス三田会 会長 矢部 文彦